診察中の医師がナイフで刺される “殺人未遂”で59歳の男

27日午前10時ごろ、福岡市にある病院の女性職員から「包丁を持った人が入ってきた」との通報が警察に入りました。

警察によると、殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、無職の川野二郎容疑者（59）です。川野容疑者は病院で、男性医師（49）の背中など上半身を折りたたみ式ナイフで複数回刺した疑いがもたれています。

男性医師は当時、病院の1階にある診察室で患者を診察していたといいます。

通院患者

「みんな『キャーキャー』言って、看護師が中から出てきた。（現場は）血がべったり。病院でこういうことが起こるのは異常」

川野容疑者はその後、病院の職員に取り押さえられ、駆け付けた警察官に現行犯逮捕されました。刺された男性医師は全治2週間のケガをしましたが意識はあり、命に別条はないということです。

川野容疑者は、警察の調べに対し黙秘しているといいます。この病院に日常的には通院しておらず、男性医師と川野容疑者がどのような関係だったのかは分かっていないということです。

Man arrested for stabbing doctor multiple times at Fukuoka hospital